不安神経症とはなにか?
不安神経症は最近では不安障害と呼ばれることが多くなってきました。不安という心の状態は誰でもが持っている心の動きです。しかしこの不安が強すぎて通常の日常生活や社会生活に支障が出てくるような状態が不安神経症であり不安障害です。こうした不安を主訴とする心の病気−不安神経症に悩む方は近年増え続けています。
この不安神経症(不安障害)はその症状から大きく全般性不安障害とパニック障害とに分けられます。精神医学の進歩によって、これまで自律神経の病気や更年期障害と診断されていた方が、実は不安神経症(全般性不安障害・パニック障害)を抱えているとされるケースも多くなってきました。
不安神経症(全般性不安障害・パニック障害)の背景にはストレス社会の問題などが指摘されています。度重なるストレスや対処できないストレスが引き金となって様々な症状を引き起こしているのです。しかし比較的新しい疾病であることもあり、まだまだその詳しいメカニズムは明らかになっていないのが現状であり、社会的にもまだまだ認知度が低いのが実情です。
こうした事もあり不安神経症の症状が出ていても周囲に打ち明けられなかったり、または周囲が適切な対応を行わなかったことにより重症化・長期化する傾向もみられます。
不安神経症などの心の病気は本人・家族の正しい知識と共に、職場など周囲の理解が何よりも大切となります。特に早期の適切な措置は、うつ病などの併発を防ぐなど症状の長期化防止にとても大事です。
当サイトでは、こうした視点から不安神経症の中でも主要な全般性不安障害とパニック障害の症状や対処法を中心にまとめています。
【Topic】東日本大震災と不安神経症
未曽有の大災害となった東日本大震災から1年が経過し、一見落ち着きを取り戻したように見える被災地だがその裏で心の悩みを抱える人が急増している。特に深刻なのが仮設住宅に住む一人暮らしのお年寄りや、家族を失った人達。自治体の聞き取り調査でも震災から1年以上たった今でも不眠や漠然とした不安感などの不安神経症の症状を訴える人が多く、中には常に死を考えるといったうつ状態へ移行している人もおり、早急な対策が必要だ。
こうしたことから国では心の問題の専門家、臨床心理士の国家資格も検討しているようだが、いかんせん精神科医師やカウンセラーなどの数が圧倒的に足りておらず抜本的な対応が必要なように思える。
また一方で被災地に限らず今回の震災の映像が子供達の心理状態に与えた影響を心配する向きもある。授業中突然騒ぎ出す、わけもなく突然泣き出すなどの情緒不安定な行動をとる児童の例が報告されており、現在のところ一見普通に見える児童についても今回受けた心の傷がどういう形で現れてくるのかも含めて詳しい追跡調査の必要があると指摘されているのだが、こちらも圧倒的に学校カウンセラーの数が足りていない状況だ。
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